クワガタとカブトムシを飼ってみる ~ノコギリクワガタの蛹~成虫 ~

 2019年夏、子供が甲虫に興味を示したので、クワガタとカブトムシを採集して飼ってみることにしました。キャンプ場近くの温泉で捕まえたノコギリクワガタのメスが卵を産んだらしく3月3日に幼虫が飼育ケースのマットの中にいることに気づきました。何匹かいたので小さな幼虫用飼育ケースに個分けしました。一番大きく成長した幼虫について、写真をとってみました。
※幼虫にも大小があり、小さな幼虫が蛹になった時は何クワガタなのかわりませんでした。同じケース内でも大きく育つものとそうでないものがいます。今回は、大きな幼虫が蛹になった時に立派な角があり、そこで初めて今回の幼虫たちはノコギリクワガタだったのだとわかりました。

幼虫の存在に気付く 2020/03/03

 産卵狙いの飼育ケースを物置部屋に置き、いじらずに時々様子を見るようにしていました。そうしたところ、3/3に下の写真のようにのように、飼育ケースの側面に幼虫が見えていることに気づきました。
 そして、3/31に1匹蛹になったのを皮切りに次々に蛹になっていき5匹蛹になりました。

個分けにする 2020/04/30

 同じケースで冬眠していたスジクワガタ成虫のメスが冬眠から覚めて蛹を攻撃したらしく、4匹は死んでしまいました。そこで、生き残った蛹1匹と幼虫2匹を個分けにしました。このケースは蓋に通気口がついている小型の飼育ケースです。これにマットを入れて幼虫と蛹を個分けしました。小分けにするのが遅すぎたのでしょうね。


 一番おおきい幼虫に絞って以下書きます。生き残ったうち一番大きい幼虫はこれです。

 しばらくマットの中に潜っていたのですが、そのうちマットの上に出てきてに潜りらなくなりました。いくらマットをかけてもすぐマットの上に出てきてしまいます。そっとしておきました。

蛹になった 2020/05/27

 潜らなくなってからあまり動かなくなり、徐々に体が丸く固まっていく感じになってきました。その時の写真が以下です。

そろそろ蛹になるかなと思っていたところ。。。蛹になりました。

蛹の推移

 毎日観察していたわけではないのですが、だいたい以下の感じ。
 1.蛹になった時は体が透明。
 2.しだいに透明感がなくなり体の中が白くなっていく。
 3.眼が黒く現れ、お腹の先端が黒くなって、体全体が次第に黒ずんでくる。
 4.蛹の中にクワガタがいるのがわかるようになる。


 蛹になりたては透明で綺麗です。これは何クワガタ? 角の形からノコギリクワガタでしょうたぶん。(2020/05/27)

 体が次第に白くなっていきました。(2020/05/28)

 眼とお腹の先端が黒くなり、体全体が黒ずんできました。(2020/06/16)
 

 日を追うごとに黒みが増していきます。(2020/06/17)
 

 蛹の中にクワガタがいることがわかるようになりました。蛹の革がシワシワになっています。(2020/06/18)
 

羽化 2020/06/19

 蛹の革がしわしわになった翌日に羽化しました。蛹になってから23日目。感動です。羽化の瞬間は見ることができませんでしたが、まだ体が固まっておらず白い部分がありますので、羽化してまもないと思います。


 本来は穴の中で体が固まるのを待つのかもしれませんが、穴を作らないでマットの上で蛹になってしまったため、ひっくり返ったままじっとしていたようです。ノコギリクワガタの俊敏な動きは皆無で、ジリジリ動く感じです。