S型顕微鏡の広視野化 適用 ~なるべく安く~

 前回、自宅で使用しているニコンPOHの広視野化の試行の話をしました。
 ➡S型顕微鏡の広視野化
 試行時は接眼レンズ(CFUW10x)をゴムで仮装着しました。この状態だと装着が不安定でレンズの中心がズレ易く、双眼で見るための調整を頻繁にしなければなりません。かつ、レンズが傾き易いので、視野内のピントムラが出やすいです。1アクションでピッタリ装着できるようにしないと使いにくいです。そこで、JIS鏡筒に装着するためのアダプターを作り、ワンタッチでピッタリ装着できるようにしようと思いました。

結果

 2023.12.4現在、まだ、右眼のみの対応です。左眼は装着にあたり視度調整ダイヤルがひっかかるので、少し工夫が必要かと思いました。時間とれた時に対応します。
右写真の青矢印で示す部分がアダプターです。興味があれば読み進めてください。

右眼

 前回に既に記載済みですが、右眼は、CFUW10xの胴径(30mm)よりPOHの接眼レンズ装着部の外径が2mm程度細いです。この差をなくすために、POH側に1mm厚のゴムを巻いています。これで、CFUW10x及び接眼レンズ装着部の外径は、共に30mm径になりました。


 内径が30mmの炭素繊維管(2000円程度)を購入しました。加工しやすいものと思いました。100円ショップで購入した金切りノコで適当な長さに切断します。


 切口がトゲトゲしているので、ヤスリで滑らかにします。右眼はこれだけです。


 CFUW10xに装着してみます。ピッタリ入りました。


 POHに装着してみます。ピッタリ入りました。



 次は左眼に適用しようと思います。