富良野の野沢鉱山の白石綿です。
石綿は少し黄色味がかった銀色の部分、緑色の部分が石綿になっていないクリソタイル、地の暗い青灰色の部分は蛇紋岩です。石綿脈の幅は1cmくらいです。
野沢鉱山は日本の石綿需要のほとんど全てを賄っていた大石綿鉱山でした。野沢鉱山を歩いた時に見つけたものです。石綿になっている蛇紋石の脈と石綿になっていない蛇紋石の脈が縞模様になっているものです。
石綿の部分は細かい繊維のような結晶が脈に対して垂直に伸びてできていて、光を当てると縞模様になっていて綺麗です。石綿でない蛇紋石の部分(青灰色部)は、薄片作らないと見えないと思いますが、細かい結晶の集合体です。