石のDB

024 微閃緑岩 micro-diorite 幌加内町 

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採集日:2008-06-15
採集地:幌加内町
地質帯:神居古潭帯
岩体 :幌加内
種別1:火成岩
種別2:深成岩
サイズ:

神居古潭帯には、微閃緑岩や微斑レイ岩の貫入があちこちに見られます。たぶん、貫入して冷えるまでの時間が短かったのだと思いますが、結晶があまり成長できず、このようなゴマ粒をまぶしたような岩石となっています。

神居古潭帯には、微閃緑岩や微斑レイ岩の貫入があちこちに見られます。たぶん、貫入して冷えるまでの時間が短かったのだと思いますが、結晶があまり成長できず、このようなゴマ粒をまぶしたような岩石となっています。神居古潭帯の微閃緑岩や微斑レイ岩は、そのほとんどが、蛇紋岩にしか貫入していないようです。
閃緑岩は、色指数が20~40なので、ざっくり、見た目に花崗岩よりも黒っぽい。角閃石を多く含むので、青黒や緑黒っぽい色をしていることもあります。白い部分は、多くが斜長石で石英が少し、黒い部分の多くが角閃石です。ただ、ここまで小粒の結晶だとわかりづらいです。

僕が採集した当時、これと似たような岩石が幌加内の町の方にもあり、採石されていました。(現在はどうかわからない)士別の幌加内オフィオライト中に見られる斑レイ岩もこれと似た感じ。微斑レイ岩も似たようなものなので、肉眼ではどちらでも良いと思う。

参考文献:空知の自然を歩く