石のDB

096 斜長石レルゾライト plagioclase-lherzolite 様似町 

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採集日:2007-09-12
採集地:様似町
地質帯:日高変成帯
岩体 :幌満
種別1:火成岩
種別2:深成岩
サイズ:-

地質学会の見学旅行で幌満を訪れた時に採集したもの。

斜長石を多く含むレルゾライトです。斜長石は全体の10%くらいです。斑レイ岩のようにも見え、パッと見、かんらん岩には見えないかもしれません。斜長石レルゾライトは、他のかんらん岩よりもマグマ成分に富んでいるらしい。かんらん岩はマントルにあり、マグマの生成場所の一つです。非常に高温状態下にあり、プレート運動などにより水がもたらされると、融点が下がり部分的に融けます。かんらん岩が部分的に融けて流れて移動してしまうと、かんらん岩からその分、成分が抜けてしまいます。この石は、まだマグマ成分が残っており、斜長石や輝石が他のかんらん岩に較べて多いものです