本記事作成日:2025.12.28
ジャンク品として購入した顕微鏡「ニコン S-Po」を活用するため、観察しやすいように鏡筒を交換した時のお話です。
まず着手したのは、顕微鏡の「顔」とも言える鏡筒の交換です。
S-Poの標準は、片目で覗く「単眼」です。しかし、岩石薄片の観察や長時間の作業を想定すると、以下の理由から「双眼」または「3眼(写真撮影用ポート付き)」への交換が有効です。双眼や3眼は、以下のようなメリットがあります。
・疲労軽減:
両目での観察は圧倒的に楽になります。
・視認性向上:
両眼視により、鉱物の屈折率の違いがより立体的に、捉えやすくなります。
・撮影対応:
3眼鏡筒にすることで、真ん中の写真鏡筒にカメラを装着したまま、接眼レンズでの目視観察が可能になります。
今回は、手持ちの3眼鏡筒へと交換しました。 ただし、


【注意点】
中古で鏡筒を入手する際は注意が必要です。特に、状態未確認のジャンク品は、外見が綺麗でも修理やオーバーホールが必要な場合があります。
・光軸ズレ
・内部のプリズムがズレていて、左右の視野が重ならない場合あります。
・曇り、カビ
・内部のプリズムやレンズが曇っていたり、埃が積もって油で固まっていたり、カビが生えている場合があります。埃ならクリーニングすれば綺麗になることが多いですが、曇りやカビは大変です。
・微妙に傾いている
写真を撮ると、左右でピント位置が違うことがあります。視野の左にピントを合わせると右がボケたりします。
・視度調整の有無
接眼レンズに視度調整が付いていない場合は、鏡筒側に視度調節がついているモデルを使う必要があります。オプチフォトの時代の接眼レンズを使う場合は、接眼レンズに視度調整が付いていることが多いので、鏡筒側の視度調整機能はあってもなくてもよいです。
経験上、ジャンク品のS型顕微鏡の3眼鏡筒は、30%くらいの確率で修理が必要な問題を抱えていました。それなりにリスクがあります。